まるで時を重ねたヴィンテージ家具のように、深みある質感と温もりが調和する空間。足を踏み入れるとまず目を奪われるのは、ヘリンボーンに張り巡らされた無垢材の床。光を受けて豊かな木目が輝き、日常にほんの少しの特別感を添えます。そこにタイルとブラックのアクセントを掛け合わせることで、洗練された空気感が漂い、住まう人の個性を映し出す舞台へと変わります。

リビングには、スチール階段がそびえるように配置され、空間を切り取るアートのような存在に。直線的なラインは凛とした強さを放ちながら、吹き抜けの開放感とともに視線を上へと導きます。キッチンやダイニングには、日々の営みを楽しむ工夫が散りばめられ、食卓を囲む時間やくつろぎのひとときが、自然と心地よいリズムを奏でます。

無垢の木の温もりとタイルのシャープさ、そしてブラックの引き締めが織りなす空間は、ヴィンテージの香りをまといながらも新しさを感じさせる。さらに、この家にはエアー断震システムが備わり、地震の時でも家族の時間を守り、安心して暮らせる心地よさがあります。そこには、時を経ても色あせない住まいの美しさが息づいています。

――日常を、特別に。
この住まいが描き出すのは、そんな暮らしの風景です。